おでこの肌荒れの原因とは?赤みやブツブツを予防するポイントもご紹介!
「おでこの肌荒れが悪化する要因とは?」「おでこの肌荒れを改善するにはどうすればいい?」と疑問をお持ちの方に向けて、おでこの肌荒れについて詳しく解説します。
おでこは肌トラブルが起きやすく、多くの人を悩ませている場所です。
まずは肌荒れを引き起こす要因をしっかりと把握して、改善を目指しましょう。
おでこの肌荒れを引き起こす原因
おでこの肌荒れを引き起こす原因を紹介します。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると、ターンオーバーの周期が崩れてしまいます。
特に妊娠中や生理前などはホルモンバランスが乱れやすい時期です。
男性ホルモンに似た働きをする黄体ホルモンが徐々に増えていくと、皮脂の分泌が活性化されます。
皮脂が過剰に分泌されると毛穴に汚れが詰まりやすくなり、おでこの肌荒れが引き起こされるのです。
前髪による刺激
おでこは前髪が肌に当たりやすく、チクチクと肌が刺激を受けやすい場所です。
さらに、髪の毛はホコリなどの汚れが付着しやすいので、おでこが汚れてしまう原因になります。
汚れはニキビの原因となるアクネ菌を繁殖させる細菌です。
おでこのニキビが気になる方は、前髪の汚れがおでこに付着している可能性があるので注意が必要になります。
シャンプーのすすぎ残しも肌荒れの原因となるので、洗い残しのないように気をつけてください。
乾燥
肌の水分の蒸発を防ぐために、肌にはバリア機能が備わっていますが、紫外線や乾燥によってバリア機能が低下する恐れがあります。
バリア機能が低下すると、外部刺激を受けやすくなり、肌荒れが引き起こされるのです。
おでこは紫外線を受けやすい場所なので、スポーツなどで屋外に長く滞在する人は特に注意しましょう。
空調のきいた部屋など、乾燥しやすい環境も避けるようにしてください。
汗や雑菌
人間は寝ている間にも大量の汗をかきますが、汗や皮脂が枕などの寝具に付着する場合があります。
汗や皮脂によって汚れた枕を使用し続けてしまうと、雑菌が繁殖して肌荒れを引き起こす要因となってしまうのです。
枕やシーツなど、直接肌に触れる寝具は定期的に洗濯するようにしましょう。
帽子やヘアアクセサリーなどは汗や皮脂によって汚れやすいため、除菌をするようにすると良いでしょう。
おでこの肌荒れによる主な症状
おでこは、肌荒れが起きやすい箇所です。
では、おでこの肌荒れの代表的な症状には、どのようなものがあるのでしょうか。
赤みが出る
おでこの肌荒れには、赤みが出ることもあります。
赤みが出るのは、肌が炎症を起こしている証拠です。
肌が乾燥すると、肌のバリア機能が失われ、外からの刺激によって炎症が起こります。
この炎症が、赤みを引き起こす原因です。
また、炎症を繰り返すと、皮膚の毛細血管が拡張したままになり、赤みがひかなくなることもあります。
炎症が起きてしまった場合には、素早く炎症を抑え、できる限り炎症を起こさないように対策をしましょう。
ブツブツができる
おでこにできるブツブツも、おでこの肌荒れの症状として、みられることがあります。
ブツブツにも種類がありますが、代表的なのはニキビです。
おでこは皮脂の分泌が盛んであるため、皮脂や老廃物が毛穴を塞ぎやすく、ニキビの原因になります。
また、ニキビとよく似た症状なのが、毛包炎です。
症状としては、赤ニキビによく似ていますが、ニキビのように芯がありません。
汗で湿った状態のおでこに起こりやすいため、できるだけおでこを清潔に保つよう心がけましょう。
また、髪の毛の雑菌がおでこにつくことで、起こりやすいのがあせもです。
こまめにおでこの汗を拭くことや、できるだけおでこに髪がつかないように工夫することが大切です。
ザラつく
おでこのザラつきも、おでこの肌荒れの症状としてよくみられます。
皮脂腺が集中しているおでこでは、皮脂が過剰に分泌されることがあります。
皮脂と古い角質が、毛穴に詰まることによってできるのが角栓であり、おでこがザラつくのは、この角栓が原因です。
角栓を放置しておくと、酸化して黒くなることもあります。
万が一、角栓ができてしまった場合は、できるだけ早く除去しましょう。
おでこの肌荒れは治らない?改善する方法とは
おでこの肌荒れは、様々な症状が出るため、早く治したい方も多いでしょう。
ここでは、おでこの肌荒れを改善する方法について、解説します。
ストレスを適切に対処する
ストレスはホルモンバランスを乱す大きな要因です。
肌荒れを改善するにはストレスがたまらないように、ストレス発散するようにしましょう。
趣味や運動などを取り入れてストレスフリーな生活を心がけると良いでしょう。
ストレスを感じている人は十分に休養することが大切です。
市販の薬を使用する
肌荒れの中でも、特にニキビや吹き出物は、薬を使って対処することも大切です。
特に、膿んだり、炎症を起こしたりしている場合には、放っておくとどんどん悪化し、治りも遅くなります。
このような場合には、手軽に手に入れられる市販薬を使用し、早めに治しましょう。
塗り薬であれば、毛穴の詰まりを解消する効果のあるものが、おすすめです。
飲み薬は、アクネ菌の増殖を抑制する効果があるものを選びましょう。
症状がひどい場合は皮膚科を受診する
セルフケアや市販薬で効果がない場合には、皮膚科を受診することも選択肢の一つです。
皮膚科では、実際に肌荒れの状態を確認した上で、適切な治療が行われます。
また、処方薬は、市販薬と比べて、高い効果が期待できるでしょう。
ほとんどの場合、健康保険が適用されるため、治療費もそこまで高額にはなりません。
また、自由診療になりますが、より美容に力を入れるなら、美容皮膚科を受診することも可能です。
市販の薬では効果が出ない場合や、即効性を求める場合には、皮膚科を受診しましょう。
おでこの肌荒れを予防するためのポイント
肌荒れを改善することも重要ですが、まずは肌荒れを起こさないように予防することも大切です。
おでこの肌荒れを予防する上で、大切なポイントをご紹介します。
洗顔・クレンジング
メイクや皮脂などが顔に付着したままだと、肌荒れしやすくなってしまいます。
まずはクレンジングでメイクをしっかりと落とすようにすると良いでしょう。
クレンジング後に肌のかさつきを感じる方は、肌の潤いを保つのに必要な皮脂まで落とさないように、界面活性剤の少ないクリームタイプをおすすめします。
乾燥しやすい人は、洗顔フォームも洗浄力の強すぎないタイプを選びましょう。
洗顔をする際は肌に刺激を与えないように、しっかりと泡立てて優しく洗うと良いでしょう。
熱湯は肌にダメージが加わるので、ぬるま湯を使用するようにしましょう。
水分を拭き取る時は、タオルでゴシゴシと顔を拭くのではなく、優しく触れるように拭き取ると良いでしょう。
スキンケア
肌荒れを改善するのにスキンケアは重要な役割を担います。
しっかりと保湿をすることで、肌の乾燥を防ぎましょう。
保湿において重要なのは、皮脂量と水分量のバランスがとれていることです。
乾燥肌の人は保湿効果の高い製品を選ぶなど、肌質に合ったスキンケアグッズを選びましょう。
スキンケアの順番は、化粧水、美容液、乳液です。
まず化粧水で肌に潤いを与えて、美容液で美容成分を浸透させ、最後に乳液で肌に蓋をします。
スキンケアの順番を守ることも、効果を得るのに重要なので注意しましょう。
睡眠
人間の体では睡眠中に成長ホルモンが分泌されています。
成長ホルモンは肌荒れを改善するのに欠かせない要素です。
睡眠時間が足りていない人は、十分な成長ホルモンが分泌されず、肌荒れ改善に時間がかかってしまいます。
睡眠の質も重要で、深い眠りにつくような環境づくりをしましょう。
睡眠前はスマートフォンやパソコンの使用は避けた方が良いでしょう。
入眠直前に光を直視すると、眠りにつきにくくなってしまいます。
食生活
肌荒れを改善するには、肌の再生に必要な栄養素を摂取する必要があります。
バランスの良い食事を意識して、肌荒れの改善を目指しましょう。
細胞を作る働きのあるたんぱく質、乾燥を防止する必須脂肪酸、腸内環境を整える食物繊維、皮脂や粘膜の健康を維持するビタミンB群、コラーゲンを生成するビタミンC、血行を促進するビタミンEなど、それぞれの栄養素が大切な役割を担っています。
・たんぱく質…肉類、魚介類、卵類、大豆製品、乳製品
・必須脂肪酸…植物油
・食物繊維…穀類、豆類、芋類、野菜、果物、きのこ類
・ビタミンB群…脂が少ない肉類、魚介類、野菜
・ビタミンC…野菜、果物、イモ類
・ビタミンE…植物油、ナッツ類、緑色野菜
栄養素の高い食品をバランスよく食生活に取り入れましょう。
まとめ
今回の記事では「おでこの肌荒れが悪化する要因とは?」「おでこの肌荒れを改善するにはどうすればいい?」と疑問をお持ちの方に向けて、おでこの肌荒れについて詳しく解説しました。
おでこは前髪や紫外線による刺激を受けやすく、皮脂の分泌が盛んに行われる場所です。
そのため、おでこの肌荒れで悩んでいる方が多く存在します。
おでこの肌荒れを改善するには洗顔やクレンジング、スキンケアなど基本的なケアを徹底することが大切です。
食生活や睡眠、ストレスなど、健康的な生活習慣を心がけることも重要になります。
美容液などスキンケアグッズも有効活用して、改善を目指しましょう。
2021年2月18日