肌のごわつきってどんな感じなの?ごわつく原因と対策をご紹介!
年齢とともに肌の水分量は変化します。
40代に差しかかると肌はドライ状態となりターンオーバー(細胞の生まれ変わり周期)も遅れていきます。
こうなると化粧のりが悪くなり近くで顔を見られるのも嫌だと思う人も少なくないでしょう。
そんな悩みをお持ちの方に向けて肌がごわつく原因と改善策を解説していきます。
肌のごわつきってどんな感じ?
肌のごわつきとは、なめらかさやしなやかさが欠けている状態のことです。
では、実際に肌がごわついていると、具体的にどのような状態になるのでしょうか。
化粧水が馴染まない
まず、肌がごわついていると、化粧水が肌に馴染みくくなります。
化粧水を肌に馴染ませようとしても、肌が水分をはじいているように感じたことはないでしょうか。
肌がごわついていると、化粧水が持つ栄養成分を効率的に肌に取り入れることができなくなります。
化粧水をたっぷり使っても、肌に馴染まない感覚があれば、ごわつきのサインと考えて良いでしょう。
肌の表面が硬い
肌に触れたときに、肌の表面が硬く感じるのもごわつきの特徴の一つです。
特に、気温や湿度が低くなる冬には、乾燥や血行不良により、肌のターンオーバーが乱れ、肌の表面が厚みを増し、硬くなりやすいです。
できるだけ保湿を行い、ごわつきの原因となる角質を除去することも大切です。
化粧ノリが悪い
また、肌がごわついている状態では、化粧ノリが悪くなります。
肌がごわついていると、いつもと同じようにメイクしているはずなのに、ファンデーションが崩れやすかったり、よれやすかったり、という状態になることがあります。
ポイントメイクを頑張っても、ファンデーションのノリが悪ければ、全体的に残念な印象のメイクになってしまいます。
肌がごわついていると感じたら、放置せずにできるだけ早めのケアを心がけましょう。
肌がごわつく4つの原因
ごわつきの原因は大きく分けて4つに分類されます。
それぞれを解説しましょう。
1.毛穴の黒ずみや開きなどの肌トラブル
不十分な毛穴ケアは黒ずみや開きの要因となります。
これらはターンオーバー周期が遅れているサインです。
肌は水分・油分バランスの乱れから弾力を失うと、毛穴の開きが発生します。
老化角質の除去をおこたると、皮脂と相まって毛穴に入り込みます。
そして、酸化した角質・皮脂は黒くなっていきます。
これらの現象は次の項目と連動しますので、しっかりと理解しましょう。
2.古い角質がうまくはがれ落ちずに肌が乾燥
肌ケアを怠ると、古くなった角質がうまくはがれ落ちません。
逆の言い方をすれば、正常な肌表面は古い角質が残っていないのです。
「他の人と比べて肌の乾燥が気になる。」という方は古い角質が肌表面に残っている状態かもしれません。
放置すれば表皮層下部に控えているメラニン色素の排出に影響が生じます。
シミ・くすみが増えるのはここに原因があるからです。
3.肌のターンオーバーの周期が長い
ターンオーバーとは、肌細胞の生まれ変わり周期を指す言葉です。
その周期は28日。
正常なら約1ヵ月程度と覚えておきましょう。(ただし、この周期は20代のもの)
加齢・老化によりターンオーバー周期は長くなっていきます。
30代で約40日程度。40代なら50日。50代になると2か月近くかかる場合も報告されています。
そして肌ケアをおこたると、これらの周期はさらに長くなり、古くなった角質細胞が大量に残存することとなるのです。
また、ターンオーバー周期は栄養バランスの乱れや疲れ・ストレスによっても長期化します。
紫外線や乾燥した気候もターンオーバーには悪影響をおよぼします。
日常生活の環境改善は大切です。
4.長時間のマスクの着用
長期化する「コロナ禍」により、マスクの着用機会が増加しています。
マスク下の肌は、過剰な汗・皮脂にさらされ、肌のかぶれ・かゆみの原因にもなります。
対策として、こまめに汗・皮脂をふき取るようにしましょう。
少しのケアで肌を守ることができます。
肌のごわつきを改善するためのポイント
肌のごわつきを改善し、なめらかでしなやかな美肌を取り戻すには、具体的にどのようなことが必要なのでしょうか。
肌のごわつきを改善するためのポイントをご紹介します。
たっぷりと保湿をする
ごわつきを改善するために、たっぷりと保湿をすることが大切です。
肌が乾燥すると、角質が厚くなり、ごわつきの原因となります。
できるだけ、保湿効果の高いスキンケアアイテムを選ぶようにしましょう。
また、化粧水や美容液を肌に馴染ませた後、乳液やクリームで保湿成分をしっかりと閉じ込めることも大切です。
保湿効果が高いとされる、ヒアルロン酸やセラミドが配合されたスキンケアアイテムを選ぶようにすると良いでしょう。
ピーリングを行う
ごわつきの原因となる古い角質を除去するためには、ピーリングを行うのが効果的です。
不要な角質を取り除くことで、自然と肌のターンオーバーの周期も整います。
ドラッグストアなどで手軽に買うことができるピーリング剤もありますが、あまりに刺激が強そうなものは避けた方が良いでしょう。
また、使用方法や使用頻度を守って使わないと、かえって肌トラブルを起こすこともあるので注意が必要です。
また、ピーリング後には、丁寧に保湿をすることも大切です。
美顔器を活用する
美顔器を活用し、肌の調子を整えることも有効です。
美顔器は即効性が高いため、使い初めて早めに効果を実感しやすいです。
ただし、美顔器の種類は様々なので、肌の悩みに合ったものを選ぶ必要があります。
肌のごわつきを解消するためには、美容成分の浸透を促進する効果のある美顔器がおすすめです。
肌のごわつきを予防する方法
肌のごわつきが気になってから対処するのではなく、ごわつきを予防することも大切です。
具体的には、どのように予防するのでしょうか。
適度に運動をする
まず、適度に運動を行い、全身の血流を良くすることが大切です。
美肌を作るために必要な栄養素を効率的に運んだり、老廃物を排出したりするために、血流を良くすることが重要です。
軽いウォーキングやランニングなど、手軽にできる有酸素運動を日常生活に取り入れましょう。
栄養をバランス良く摂取する
肌のごわつきを予防するためには、栄養バランスの整った食事をすることが必要です。
特に、肌のごわつきに効果的とされるのは、ビタミン類で、ビタミンAやビタミンB、ビタミンCなどは、美肌に効果的な栄養素です。
中でも、皮膚や粘膜を保護する効果が高いのは、ビタミンB群です。
ビタミンB群の中でも、特にビタミンB2を含む食品を積極的に取り入れると良いでしょう。
ビタミンB2は、肉や魚、乳製品、卵などの動物性の食品に多く含まれます。
特別な食材ではないので、日常の食生活の中で意識してメニューに取り入れましょう。
紫外線対策を行う
紫外線対策を行うことも大切です。
紫外線を過度に浴びると、肌が炎症を起こし、肌のごわつきを引き起こす可能性があります。
日差しが弱いからといって、油断せず、季節・天候を問わず、しっかりと紫外線対策を行うようにしましょう。
日焼け止めや日傘、帽子などを活用し、紫外線から肌を守るように心がけることがポイントです。
スキンケアをする上での注意点
ここからはスキンケアで注意してほしいポイントを解説します。
過度なスキンケア
肌のごわつき改善はスキンケアが重要であることは周知でしょう。
ただし過度なスキンケアは逆効果です。
特にピーリングのやりすぎには気を付けましょう。
古い角質を落とそうとして、一生懸命ゴシゴシ肌をこするような行為はやめたほうが良いでしょう。
最悪の場合には、大切な肌を傷つけてしまい、炎症や赤みの原因となることが報告されています。
間違ったスキンケア
肌の保湿を化粧水だけに頼るのは難しいです。
たっぷりと化粧水を塗布することは確かに効果的ですが、大半を占める水分はすぐに蒸発してしまいます。
ここはやはりセラミドなどの機能成分を含む美容液利用が鉄則といえるでしょう。
水分キープはスキンケアの重要課題。
ごわつき解消に保湿キープが大切と考えると良いでしょう。
まとめ
肌のごわつきはすぐに解消できるものではありません。
まず生活習慣の見直しから始めましょう。
食習慣、運動習慣、そして紫外線対策が該当します。
それから、しっかりとしたスキンケアを実践しましょう。
効果的な化粧品の入手からスタートしてみることをおすすめします。
さらに高度なスキンケアには美顔器がおすすめです。
評判の良いアイテム利用でしっとり素肌を手に入れましょう。
2021年2月1日