ヒアルロン酸
たぐいまれな保水力で肌の柔軟性と弾力性を保ちます
わずか1gで6リットルもの水分を保持するすぐれた保水力を持つ「ヒアルロン酸」。水分をゼリー状に抱え込み、ギュッと閉じ込める働きをしてくれます。このため、肌のハリやうるおいを保つ化粧品や健康食品などで人気の高い成分のひとつです。また、シワを治療するプチ整形にもヒアルロン酸注射が使われており、美容以外にも目薬や関節治療の医薬品にも応用されています。
ヒアルロン酸はもともと私たちの体内に存在し、皮膚や眼球・軟骨を構成する主成分となっています。ひじょうに高い粘り気と弾力性を持ち、細胞と細胞をつなぎ合わせて守る、大切な役割を果たしています。
ヒアルロン酸が不足すると乾燥やハリ不足などの肌老化につながります
ヒアルロン酸は赤ちゃんの時代が最も多く、20代まではあまり影響はありませんが、30代くらいから急激に減少します。 肌の中では、最下層の真皮に存在し、コラーゲンとエラスチンの隙間をヒアルロン酸が満たし、ぷるぷるとしたハリと弾力を支えています。また、肌の表層部では、水分を保持し、肌のなめらかさをつくり出しています。
美肌に欠かせないヒアルロン酸ですが、やはり加齢と共に生成量が減少し、特に30代からは急激に落ち込みます。ヒアルロン酸自体は分子が大きいため、肌に浸透しにくい成分ですが、塗るだけでも高いうるおい密封力で、乾燥・小じわ対策に有効と考えられています。また、最近は、浸透性を高めた低分子ヒアルロン酸も開発されており、より肌の奥へ浸透させることも可能になりました。若々しい印象のうるおい美肌のために、ぜひ積極的に活用したい成分のひとつです。