毛穴の悩みを抱える人は多く、年齢層は10代〜60代と幅広く存在します。

ケア用品メーカーは毛穴に特化した商品を開発するほど、毛穴≠美肌という認識が根強いものとなっています。

毛穴の開きは放置すると黒ずみやニキビの原因となり、頑固な肌トラブルに発展するため、早急なケアが大切です。

毛穴が開く原因や特徴は人によって異なるため、自分のタイプを確認して、より良いケアをしてあげましょう。

毛穴の役割

毛穴は足裏と手のひらを除いた全身に存在し、顔だけで約20万個あります。

身体中にあるほど毛穴はなくてはならないもののため、構造や役割を知ったうえでうまく付き合っていくことが必要です。

特徴

毛穴は名前の通り毛が生えている小さな穴で、表皮に存在しています。

毛孔と呼ばれ断面から見るとすり鉢のような形をしているのが特徴です。

顔の毛穴の総面積は年齢とともに増加し、形状が長くなるという研究結果が出ています。

役割

毛穴の役割は皮膚を守ることで、紫外線から守るバリア機能と汗や皮脂と共に老廃物を出す排出機能があります。

毛穴から皮脂が分泌されることにより潤いを保ち、肌表面の水分の蒸発を調整しています。

肌タイプ別毛穴トラブルの特徴と原因

肌悩みの上位に入るほど、毛穴は人の目につきやすく、美肌を目指すうえでケアは欠かせません。

毛穴が開く原因は諸説あり、肌タイプによって異なります。

自身の肌質を見極めて原因の元を探ってみましょう。

乾燥肌

乾燥が続くと肌本来が持つバリア機能が弱まり、肌がしぼんで毛穴まわりがへこんで影ができます。

この影ができてしまうと毛穴が大きくなっているように見えたり、くすみができたような印象になったりします。

また肌の水分不足は肌表面を硬くし、ターンオーバーの乱れを招く原因の1つです。

敏感肌

敏感肌は不規則な生活やストレス、季節の変化などでホルモンバランスが乱れ、乾燥や湿疹、赤みが出る肌質のことです。

乾燥や加齢などが原因と考えられています。

敏感になっている肌は抵抗力が落ち、刺激を受けやすく、キメが荒いためポッカリと空いた毛穴になります。

脂性肌

脂性肌はもともと皮脂腺が大きく、他の肌質よりも皮脂の分泌が活発なため、常に毛穴が開いている状態です。

この肌質は生まれ持った場合もありますが、脂質の多い食生活や誤ったスキンケアが原因だったり、男性ホルモンが優位にあって皮脂の分泌が多くなったりしている可能性があります。

開いた毛穴に皮脂が溜まりやすく、酸化すると黒ずみ毛穴となります。

ニキビ肌

ニキビ肌は皮脂の分泌が盛んなため、毛穴が詰まってニキビができやすい肌質です。

ニキビを潰してしまうと炎症が悪化したり、クレーター状に毛穴が落ち込んでしまい余計に目立ってしまったりすることがあります。

部位別毛穴トラブルの特徴と原因

顔の中で毛穴が目立ちやすいのはTゾーン、頬、おでこなどです。

同じ顔でも目元や口元などは毛穴が目立ちにくい傾向があります。

これは皮膚が薄く皮脂の分泌が他の部位に比べて少なめだからです。

皮脂腺の活動性や皮膚の厚さはそれぞれ変わるため、部位に合わせたケアを行いましょう。

Tゾーン

Tゾーンと呼ばれるおでこ・眉間・鼻は皮脂の分泌が多く、「つまり毛穴」として症状が出やすい部位です。

古い角質が落ち切らずに肌表面に残ると、新たに排出された皮脂が混ざり合って角栓となります。

この角栓が毛穴に詰まってしまう状態をつまり毛穴と言い、肌がザラザラしたり毛穴が開く原因になったりします。

頬

頬に多くみられるのは「たるみ毛穴」と言い、縦長の雫のような垂れ下がった毛穴タイプです。

主に加齢が原因で起こります。

真皮層のコラーゲンやエラスチンが減少したり、筋肉が衰えたりすることで、毛穴が下に広がって垂れたように見えます。

20代のうちから適切なスキンケアを行うことで、症状を遅らせることが可能です。

毛穴ケアに効果的なスキンケア

肌トラブルはスキンケアが適切でないこと、紫外線の刺激や老化、生活習慣の乱れやストレスなどが原因であることが多く、毛穴に関してもそれは同様です。

逆に言えば、正しいスキンケアや肌に優しい日常生活を送ることができれば、肌悩みを解決したり予防したりできるということです。

では、どのような習慣づけをすれば良いのか見ていきましょう。

クレンジングと洗顔

毛穴とは言わば肌表面のへこみ、くぼみです。

そのくぼみに汚れが溜まり続けると、毛穴開きや黒ずみ毛穴の原因となるため、毎日綺麗に落としてあげることが大切です。

肌に摩擦はNGのため、優しく丁寧にたっぷりの泡とぬるま湯を使って汚れを落とします。

クレンジング前に顔をホットタオルで蒸しておくと、スチーム効果で肌が柔らかくなり、汚れを落としやすくなりおすすめです。

症状があまり改善しない場合は、酵素洗顔やピーリングジェル、クレイマスクを試してみましょう。

やり過ぎは禁物ですが、スペシャルケアとして肌をスベスベにする手助けをしてくれるでしょう。

保湿

日々のスキンケアで保湿は必要不可欠です。

肌質によっては化粧水のみで済ませてしまう人もいるのではないでしょうか。

乾燥した状態はトラブルをより進行させてしまうため、自分に合った高保湿の商品を常用しましょう。

美容液

毛穴ケアには美容液が最適です。

美容液には保湿力の高いもの、シミ・シワを改善させるもの、ニキビ対策できるものなどさまざまな種類があります。

集中ケアができるため、自分の毛穴ケアトラブルに合った成分入りのものを確認して使ってみると良いでしょう。

使い始めてすぐの効果は期待できませんが、長くコツコツと続けていくことで症状を気にならなくすることが可能です。

生活習慣の見直し

喫煙、不規則な生活、高脂肪・高血糖な食事を日常的に続けていると、肌の状態が不安定になり毛穴にも影響が及びます。

いくらスキンケアを丁寧にやっても、効果が出にくくなってしまいます。

良質な睡眠やバランスの良い食事、適度な運動など、体に良い習慣をつければ相乗効果として肌にも良い影響を与えるため、意識して変えてみましょう。

毛穴ケアにおすすめの成分

毛穴ケアをする際は、自分の毛穴トラブルに効果のある成分入り商品を選ぶことが大切です。

それぞれのタイプ別に有効な成分を紹介します。

開き毛穴

皮脂腺が大きめで皮脂の分泌が多く、ニキビができやすい脂性肌に多い開き毛穴には、ビタミンC誘導体やエラスチンがおすすめです。

皮脂の分泌抑制、毛穴の引き締めに効果があります。

特にビタミンC誘導体は即効性が高く、美肌を目指している人には人気のある成分です。

つまり毛穴

つまり毛穴は古い角質が詰まっている状態のため、まずは取り除いてあげることが必要です。

アミノ酸やサリチル酸、フルーツ酸(AHA)などにはピーリング効果があり、肌の新陳代謝を活発にするため、使うことで肌を滑らかにしてくれます。

コラーゲン生成効果が高く、ハリや弾力を生み出して、若々しい肌を取り戻します。

たるみ毛穴

加齢や肌のゆるみによって起こるたるみ毛穴には、セラミドやコラーゲン、フラーレンなどが有効です。

肌の衰えを改善し、弾力をアップさせることでたるみが目立たなくなります。

保湿力が高く乾燥にも効果的で、肌のバリア機能向上にも役立ちます。

有効成分	美容効果	効果のある毛穴タイプ
ビタミンC誘導体	毛穴の引き締め美白皮脂の分泌抑制	開き毛穴
エラスチン	ハリを生み出すたるみ予防	開き毛穴
レチノイン酸(ビタミンA酸)	毛穴の引き締め美白コラーゲン生成皮脂の分泌抑制	開き毛穴
セラミド	保湿美白毛穴を目立ちにくくする	たるみ毛穴
コラーゲン	保湿乾燥肌や肌荒れの改善角質層の水分量増加	たるみ毛穴
コエンザイムQ10	抗酸化作用ターンオーバー促進シミ・シワ・たるみの改善	たるみ毛穴
フラーレン	抗酸化作用シミ・シワ・たるみの改善毛穴を目立ちにくくする	たるみ毛穴
アミノ酸	保湿ターンオーバー促進ハリ・たるみの改善	つまり毛穴
サリチル酸	角質ケアハリ・ツヤを生み出す	つまり毛穴

まとめ

毛穴トラブルは肌質や生活習慣によってトラブルの起こり方が異なります。

自分の症状に効果のある成分を取り入れてあげることが改善の近道ですが、その商品を見つけたり自分に合っているかを確かめるのは大変です。

エビス化粧品の「CエッセンスVC5＋PLUS」は、全ての毛穴タイプに使えて、どの肌質の人にも使えるように設計されています。

毛穴だけでなく幅広い肌悩みに対応しているため、美容液をお探しの人はぜひご検討ください。